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志賀 勝
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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2008年9月13日)

明日14日は仲秋名月、〈月〉の会・東京では長野県上田市のレストラン「ル・ヴァン」で会食と観月を予定し、島崎藤村縁の温泉に一泊、翌15日は月見の名所・姨捨山を訪ねる、といった小旅行を企画しています。8月来、たくさんの企画をよくもまあこなしてきたものですが、この名月観月会で一区切り。

さて、この間の〈月〉の会の動きをまとめておきましょう。〈月〉の会・長良川が発足し、〈月〉の会・加越能も発足しました。この二つの会についてはどうしても報告しなければなりませんが、その前に七夕の報告を写真中心に見ていただければと思います。

七夕(月暦七月七日、西暦8月7日)

(各写真はクリックすると拡大します)
榧寺での「しつらい」、願い事を書にしたためるワークショップ。特筆すべきは、京都から梶の葉が届いたこと。送り主は祇園商店街振興組合理事長の北村さん!
隅田川に竹飾りを立て、月や星を観望。フランス国営テレビの方も取材に見え、願い事の葉を川に流しました(左下)。

今年の七夕はいわゆる「月遅れ」、七月七日は8月7日でした。仙台の七夕は月暦ではありませんが、8月7日に七日の月が出ているのに気がついた人はどのくらいいるでしょうか?

〈月〉の会では江戸期から有名なお寺、蔵前の榧寺で「しつらい」や書のワークショップを行い、隅田川での行事、オフィスでの直会(なおらい)を三十数名の参加のもと楽しみました。

〈月〉の会・長良川の発足
 (月暦お盆、西暦8月15〜17日)

「月の長良川―水と遊ぶ 月と踊る―」と題した岐阜県美濃市、郡上市の旅は総勢50人近い人々の参加があり、観光バス仕立てで内容盛り沢山の旅となりました。「〈月〉の会の旅行は、1回で3回分の旅行」と冗談を言いましたが、二泊三日の旅行中盆踊りや観月はもちろん、4人の方の講演を聞いたり、美濃和紙工房見学はじめ円空ふるさと館や白山中居神社、白山長滝神社を訪ねたりと、めまぐるしくも充実感に満ちた旅でした。

美濃和紙職人の加納武さん、水うちわの水野馨生里さん、円空ふるさと館の池田勇次さん、白山神社宮司の若宮多門さんの講演は、どれも中身が濃くて通り一遍ではなく、深く思索を誘うものでした。現地の関係者が心を込めてアレンジしてくれたお蔭です。

(各写真はクリックすると拡大します)
美濃市で〈月〉の会発会式。左は十五夜の月の下、長良川河川敷での水野さん(シルエットの女性)の講演。下は左から志賀、平野さん、加納さん、前田さん(人物4点撮影:柳瀬桐人)
十六夜の月の下、伝統的なリズムで行なわれた郡上八幡徹夜盆踊り。皆さん、月に気づいたかな?(3点撮影:柳瀬桐人)

15、16日両日とも月は見事でした。月夜に行なわれるものだった伝統的な徹夜盆踊りがたまたまの満月の下行われたことに気付いていた郡上の方もいて、ホッとしました。

17日は月蝕と日の出を見るため夜中3時に起床、かくも早い時間に月を見るために50人近い人びとが小一時間バスに揺られて東西が見渡せる月見のポイントに移動した、とお伝えして、皆さんに信じていただけるでしょうか? 月蝕寸前に月は雲に隠れましたが、それまでの満月シーンを大勢で見た連帯感は独特のものがありました。

前回のHPで旅に参加された高橋葉子さんのレポートを載せましたが、今回さらに3人の方々に印象記をお願いしました。充実した印象記です。〈月〉の会・長良川発足についても、中心となって活動している前田さんに報告してもらいました。

長良川の旅・参加者のお便りへ(クリック)

〈月〉の会・加越能の発足(月暦八朔、西暦8月31日)

白山をはさんで岐阜県と反対側の石川県にも〈月〉の会が誕生しました。

(各写真はクリックすると拡大します)
津幡町で開かれた「八朔の宴」。この日、〈月〉の会・加越能が発足。右写真は津幡町の老舗・久世酒造がこの会のため特別に製作した日本酒その名も「八朔の宴」。 

中心となっているのは「新月の木国際協会」の会員でもある岡田良治さん、ハーブ農園を開いている俵さんら。今年の八朔は8月31日でしたが、金沢に近い河北郡津幡町では八朔の名前だけを残した行事が存続しているとのことで、それでは正しい八朔の日に会の発足会を開こうということになり、岐阜県の動きと連動した催しが企画されました。

加越能とはユニークな命名ですが、加賀、越中、能登を意味しています。津幡町には、この三地方に通じる旧街道が交差する地点があり(その名も「四つ角」という交差点でした)、〈月〉の会の名の由来となりました。55人が参加した発足会ですが、実際越中(富山県)の方、能登の方の参加があり、名実備わった形でした。東京からの参加者を含め、私(志賀)の関係でも十数人が参加。発足したばかりの〈月〉の会・長良川からの参加もあり、両県の今後の交流が期待されました。この会発足について俵さんに報告をお願いしました。ご覧ください(会の結成については「北国新聞」9月1日付でも報道されています)。

〈月〉の会・加越能 発足  俵 朝子
月暦で暮らす和の文化「八朔の宴」が、石川県津幡町で開催。1部は八朔相撲ゆかりの津幡町散策から始まり、倶利伽羅塾での芸能、そして志賀先生の記念講演と続きました。ほとんどの方が、初めてなので、興味深く講演に聞き入っておられました。

2部は発足会と交流会で、皆様の自己紹介で、盛り上がりました。1部2部で、55名の参加を得、世話人としても今後〈月〉の会のイベントや勉強会を継続していこうと意を固めました。

次回は10月4日(土)加賀にて開催予定です。

皆様のご参加をお待ちしております。

〈月〉の会・加越能では10月4日にも催しが企画されています。イベント欄をご覧ください(クリック)。

「月の高野山」その後

「月の長良川」の印象記にあるように、高野山から木下さんがご母堂と共に参加されました。四年前の催し「月の高野山」で実務に精出してくださった方です。この「月の高野山」を思い起こす出来事が最近続いていて、ご縁の深さ、ありがたいことです。

まず、金剛峯寺内の高野山教報社発行の「高野山教報」9月1日号一面に拙文「高野山の月を想う」が掲載されています。

「月の高野山」では大阪池田市・常福寺松尾光明ご住職の名司会ぶりが語り草になっていますが、その松尾さんの写真とお話が読売新聞9月2日付夕刊大阪版に掲載されています。この記事には私もコメントを寄せています。

4年前の催しでは教学部の倉岡弘叔次長の尽力も忘れがたい思い出。拙著『月 曼荼羅』刊行を知った倉岡さんはたくさんの冊数注文してくださいました。記して感謝します。

このほかメディアでは、9月15日発売の「ビッグイシュー日本版」に私のインタヴューが載る予定です。


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