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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2008年10月18日)

10月12日に更新したばかりですが、2009年版暦・手帳についてのご案内だけで時間切れ。仲秋名月観月会、〈月〉の会・加越能の催し、重陽の節供、十三夜のこの間に行なってきた催事につき、あらためて写真中心のレポートを掲載します。

上田市「ル・ヴァン」での仲秋観月会

八月十五日(西暦9月14日)、長野県上田市の「ル・ヴァン上田店」での名月観月会。天然酵母パンで有名なル・ヴァンの甲田幹夫さんは〈月〉の会の会員です。地元の食材を生かした特製の西洋料理で会食しながら月を待ちました。

(以下写真17点はクリックすると拡大します)
甲田さん(上右写真の中央)は出身の上田市柳町(古民家の並ぶ素敵な町並み)にカフェ・レストランを開店。かねてから「月見ができたら」と話し合ってきました。当日は甲田さんがパンで作った特別の月見団子(左写真)をお供え物に作ってくれていました。
明るい空に透けるような月を見つけたのは東京から参加の子ども。さすが子どもは目ざといですね。その「手柄」を、きっといつまでも忘れないことでしょう。「屋根瓦 踏んまへて待つ 今日の月」(参加者の渋谷澪さん)
上田市や佐久市からも暦を使っていらっしゃる方などたくさんの方々が参加され、総勢30数人の宴に。当HPにも度々お便りをくださる佐久市中央図書館・前館長の依田豊さん(左写真手前)からは、当地と月の関わりについてとりわけ感慨深い話を聞かせていただきました。
青木村田沢温泉の古い温泉宿・ますや旅館に一泊。木造の広大な建物にみんな一驚しました。日本最古の卓球台も!(中央写真にその一部が写っています)
翌日は出征者たちの描いた遺作を展示する「無言館」を見学後(上左)、芭蕉も愛した「田毎の月」で有名な姨捨へ。田植シーズンには月を映す棚田は稲穂の盛り。左写真は、かの菅江真澄もその上で名月を眺めた長楽寺境内の「姨石」。

〈月〉の会・深谷からも仲秋観月会のお便りが届きました。ご覧ください。

仲秋の名月・深谷
〈月〉の会・深谷 秋吉裕子さんの活動報告
<月>の会・深谷は久しぶりに集まりました。定例会の後、鐘撞堂山へ行き月を愛でよう、というのがこの日の予定。

花園(現深谷市)、寄居町、美里町にまたがる鐘撞堂山は、戦国時代、この地域の鉢形城を守る山として、敵が攻めてくる等の事態が起きると頂上の鐘を撞いて危険を知らせる、人々に大切にされた山だったそうです。夕方、山腹に着き、森林浴を楽しみながら上ること30〜40分。5時少し前に頂上に到着し、月の出を待ちました。辺りを探検する子供たち、頂上の涼しい風にのんびりする大人たち。そろそろ待ちくたびれてきた頃、清水さんが作ってきてくれた月見団子をみんなでいただく、この団子のおいしかったこと! 

仲秋の名月
からすも家路につきはじめ、夕暮れが迫ってきた6時5分前、「見えた!」と栗林さんの一声で東方を見上げると、雲のかかった空に丸い月がしっかりと出ました。標高330メートルの小高い山の上で、秋風に吹かれながら観賞する月は本当に感動的でした。自分が感動できる月に出会った場所が月の名所なのだなぁ、と感じました。

帰りは、栗林さんお勧め(?)のラーメン屋さんで、それぞれ思い思いのラーメンを食べ、一堂大満足の仲秋でした。

このところ、活動もあまりできずにいた<月>の会・深谷でしたが、時々の集まりであっても、こうやってみんなが繋がっていくのはとても楽しく、これもお月さまのおかげだと感謝しています。

加賀市「月うさぎの里」でのイベント

加賀市「月うさぎの里」で講演する志賀

八朔に〈月〉の会・加越能が立ち上がりましたが、月暦九月六日(西暦10月4日)にもまた催事が開かれました。今度の場所は加賀市。「月うさぎの里」という観光施設での講演と会食。私(志賀)の話は場所に因んだ「月とうさぎ」で、インド、中国、アフリカ、中米、ヨーロッパ、そして日本における月とウサギの説話を紹介しました。

同会・会員の中山さんが掲示板を立ち上げました。閲覧どうぞよろしくお願いします。できれば投稿も(下行をクリック)。

http://8707.teacup.com/moonkaetsunou/bbs

重陽の節供と十三夜

町田写真その1
町田写真その2

七種(人日)、桃の節供、端午の節句、七夕と、今年の節供の催事を続けてきましたが、最後は重陽の節供(九月九日=西暦10月7日)。東京・町田市の広大な野津田公園にある小野路屋敷を借り、みんなでシュユ袋作りなど楽しみました。菊の節供の名もある重陽、菊飾りのさまざまなしつらいは誠に見事なものでした。菊酒をいただき、重陽は栗節供の名もありますが、栗ごはんで会食。五回の節供を暦通りに営み、多々勉強になりました。

「深大寺十三夜」(西暦10月11日)は十回目の記念すべき節目となりました。住職に就かれた張堂さんはじめ18人の僧侶による「天台声明」、薩摩琵琶の岩佐さんの「那須与一」、観世流の山中さんによる舞「羽衣」(能は月であることをよく教えてくれる作品です)、私の話は前回触れた「三光西に行く、三光東より来る」。上田の十五夜とともに十三夜も月に恵まれましたが、〈月〉の会が関わる月見は、振り返ってみると二年間すべて成功しているのです!

深大寺写真その1 深大寺写真その2
深大寺写真その3 東京・調布市「第十回深大寺十三夜」
(撮影・穂盛文子さん=3点とも。
 それぞれクリックで拡大します)


〈月〉の会・西湘がイベントを開催します

〈月〉の会・西湘では11月3日に「あしがら職人の会」コンセプト・ハウス「ゆら」オープン記念として、「三日月コンサート&月といのちのお話」を開きます。演奏は東京の会会員・八木倫明さん「風絃トリオ空」。お話は岩越松男さん。チラシをご覧ください(クリック)。


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