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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2009年12月13日)

『月 曼荼羅―384話月尽くし―』増刷しました

『月 曼荼羅』という本をご存知でしょうか? 暦制作室を出版元にし市場に流通しておらず、社会に向かって宣伝もしていない書籍なので、ほとんど無名といってもいい本だと思います。

この本の出版にこぎつけるには10年近い歳月を要しました。384話からなる月の逸話集ですが(季節や歳時の問題についても収めています)、神話から科学に至る話題の一項一項を作っていくのに、なんとも気の遠くなる作業の末成ったものです。

昨年の八朔(月暦の八月一日)を奥付にして千部だけ作った本で、暦販売時にチラシを入れるだけが宣伝といえば宣伝でしたが、暦利用者がぼちぼちと注文くださり残り少なくなってきました。そこで、月暦十一月一日新月を奥付にして(西暦では12月16日)、二刷り千部を増刷しました。

零細暦制作室としてはよく流通していると喜ぶべきかもしれませんが、なにせ10年かけて完成させた月に関する自信作(!)、暦利用者や人伝えを頼りにするだけの流通では普及はやはり今イチだなという悩みもあります。皆様、どうぞご注目くだされば幸いです。

今年も全国から暦への反響続々

さて、2010年版「月と季節の暦」、「月暦手帳」の販売は順調に推移しています。しかし、販売の時期についても実は悩みがあります。来年新年は遅めで、西暦の2月14日。暦や手帳が出回っていくのは霜月から師走の時期が本当はふさわしいのですが、売り出したのは神無月に当たる11月下旬。販売時期をなるべく遅めにしようと考えてのことですが、2月14日新年ということを考えればやはり早すぎる設定ではあります。一般のカレンダーとは違う暦ですから、もっともっとスローなペースを目指していきたい、これが今後に向けた願望です。

暦が届いた方々からお便りが寄せられています。使い方を考えていただく上で役に立つお便りをいくつか紹介してみます。

北海道勇払郡の方からは、「毎年、書棚の脇に掲げて利用させていただいています。日付を見るのはもちろんのこと、手紙を書いたりする折の時候の挨拶に使ったり、文末の日付の傍らに月暦を書き込んだりと、楽しませていただいております」とファックスが届きました。文末には「月暦 神無月十日」の日付。

同じく北海道・夕張郡のお医者さんからは、「月暦ありがとうございました。来年の暦で『惑星出没時刻表』は見やすく、楽しく、うれしいです。当家にいらっしゃった方が数名暦を見て貴社に注文したと聞いております。宣伝させてもらっているかなーんて、ヒソカに思っております。月と人との関係、体内リズムのこと、七夕の話などは身近な人にはつたえております。これからも貴殿の活動を応援させてもらいます。」。「惑星出没時刻表」は一人でも多くの暦利用者にチャレンジしていただきたい情報源なもので、うれしい反応でした(この時刻表をご覧いただくと、たとえば、来年の如月三日月ごろ月と火星の接近が楽しめるということが分かります。ちなみに、直近の夜空では12月21日の18時前後に南西の空に六日月と木星の接近が見られます。さらに西に目を向けると、夏から秋の星であるアルタイルとヴェガが沈みつつあります)。

やはりお医者さんで、毎年暦をお使いの東京・渋谷区の方からは「月の三部作」の注文もいただき、注文の文面に「実践!新ロハス生活〜これであなたも医者いらず」というメルマガを送信しているがこのメルマガに暦の紹介をしましょう、とありました。このメルマガ、医療の現在に関する有益な情報があるようです。ご興味ある方はどうぞアクセスしてください。

大阪・堺市で茶道を学んでいる方からは、「けやきの落ち葉で掃除の大変な季節が巡ってきました。日頃は暦のお蔭で楽しく月を眺めています。孫の宿題で月を観察する夜があったのですが、月の出の遅い時期でしたので説明が出来、おばあちゃんの面目をほどこす事ができました。ありがとうございます。……一部は源氏物語の講座の先生に進呈しようと思っています。二十日余りの月とか、お月様の出勤の遅い日は退社も遅く昼に隠れるのよ、となど説明がとてもユニークな先生です……」と、ほほえましいお便り。

「おばあちゃん」からのお便りでは、「つりをする婿がとっても喜んでくれました。4歳の孫も我家から帰る時に月が出ていると、カレンダーを持ち出し『同じ、同じ』と喜んで、私も一緒に飛び上がっています」というのもあります。月と遊ぶ子どもの話はいつ目にしてもいいものです。

ほほえましいということでは、毎年心待ちにしていてくださっているという神奈川・南足柄郡の方から――「2010年版が届きました。……暦もさることながら、特集記事も大変興味深く読ませて頂いています。おかげ様で、私の世界も広がってきました」とあり、文末は「良いお年をお迎えください」。そしてすぐに(あっ、これは新暦の挨拶でした)と添え書き。思わず笑ってしまいましたが、思いが通い合う方々とつながっているなと身体が緩みます。

福岡でも新月のご縁が

最後に、「読売新聞」の九州・山口版に暦の紹介が載りました(12月6日)。新月時期の樹木伐採を福岡・久留米市で進めている石永さんの紹介と一緒の記事ですが、お蔭で百人を越す新たな方々とつながりました。(了)

読売新聞 九州・山口版12月6日付
読売新聞 九州・山口版(12月6日付)


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