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「列島巡礼第3回・屋久島編」参加者のレポート(その1)

寺門 千恵さん(静岡県熱海市)の印象記
此の度の夢のような屋久島の旅に誘って頂き何と沢山のお福を頂いた事でしょう。

いつも月の会の催しで思うのですが先達としてお二人がお月様と共に素晴らしい人間関係を築き、太い絆で私たちを結んで下さる。この上に沢山の諸事が成り立っていること、今回の旅でも痛いほど感じました。そして久しぶりに熱く熱く月を語る志賀さんにもとろけました。

真砂銀座に集って下さった皆様、西村先生を中心にご家族のように感じられた方々であのおもてなしには唸ってしまいましたね。またお会いしたい方々です。

そしてメインの屋久島……今、私の中では島と島の人々とが完全に重なって一つになっています。

ついつい、いつの間にか心の柱をぶらし勝ちになる日々ですが、本来の当たり前の自然観の中で、生きる柱をぶらす事なく、生活して居られる屋久島の人たち……塩を作ったり、鹿をうって料理をしたり、歌を作りギターを弾き歌い、樹木医として森を守り、こんな素敵な人々を束ねて包んで居られる川崎さん、東屋まで建てて迎えてくださった……そして益救神社で日食の間中“見えなくてごめんね”と我事のように謝って、香り高い杉のおがくずを沢山下さった名も知らぬ方。4台の車で多忙な中、全島を巡って下さった方々、言葉がありません。

そして、学校から暇を出された写真家の山下さん。人間の原点を写真と人間観、自然観を、静かに沁みるように語って下さいました。軸がぶれそうになった時に、偶然入手出来た写真集が役に立つと思うし、皆様にもお伝えしながら見て頂けるのが楽しみですね。

そして旅の始めと終わりで月の仲間の方々の人相がどんどん変化してきたのが楽しくて、面白かった。特に銀河君の成長振りはびっくりでした。時間も環境も素晴らしい中で、皆さまとの濃い熱い交流が出来た事、心からの感謝を込めて、又のお出合いを楽しみに……ありがとうございました。


齊藤 透さん(千葉県柏市)の印象記
月の会の旅行はいつも、非情に盛りだくさんで内容の濃い、素敵な旅です。今回も、鹿児島と屋久島の方々の心からのおもてなしを受け、内容ギッシリの本当に素敵な旅となりました。

日蝕そのものは、生憎の天候となりましたが、皆既ならではの地の暗さを堪能することができ、感激でした。私はその時間を、昭和5年建造の古い橋の上で過ごしたのですが、急に暗くなっていく中、山から海方向への風が凪ぎ、セミが鳴くのを止め、鳥達がギャーギャーと少しざわめき、気がつくと街灯が自動点灯するほどの暗さに……と思うのもつかの間、すぐに明るくなり始め、海から山への一陣の風がサァーッと吹き、夜明けの光景を早送りで見ているような錯覚に陥りました。

一陣の風はそれまでと逆向きで、目の前の身の丈ほどの植栽の鉢を倒しましたので、かなりの強さだったものと思われます。街灯が消灯し直したのは、皆既終了後15分ほど経ってのかなり明るくなってから、ゼミが鳴き始めたのは30分以上経ってからでした。ほんの一瞬ながら、壮大な天体ショーを体感できたことに感激しました。

この日蝕を除いても、今回の旅はとても素敵なものでした。鹿児島・屋久島間を、高速でないフェリーで渡ったことも出色でした。屋久島へのイニシエーションとして、島に渡る心構えが時間をかけて醸成されたように思います。少しですが種子島に上陸できたのもうれしかったです。帰路の夕暮れも本当に美しかったです。

ヒメシャラの木と志賀
ヒメシャラの木と志賀
(〈月〉の会・東京会員の岡崎さん撮影)



屋久島の自然には圧倒されました。川も海も山も、滝も史跡も、そして弥生杉もご案内いただきました。でも、それ以上に感じ入ったのは、屋久島の皆さんから「ここの生活は素敵で楽しいよ。」という生き方の正しさについての信念というか信条といったものがにじみ出ておいでだったことです。心が洗われるような思いがしました。

柔らかい鹿鍋も、亀の爪も美味しかったです。鹿児島の真砂銀座さんでのご馳走も、きびなご、地鳥、にんじん・さつまいものつきあげ、ソーメンの炒め物とどれも最高でした。その中でもとりわけ、いもがらと、ゴーヤの味噌炒めと、ラッキョウの天ぷらが忘れられません。

心からのおもてなしをいただいた鹿児島の皆さん、屋久島の皆さん、この旅を企画してくださった志賀さん、穂盛さん、そして和気あいあいと気持ちよく過ごさせて くださった参加者の皆さんに、心より感謝申しあげます。本当にありがとうございました。


鳥井 月清さん(埼玉県)の「屋久島十句」
 日蝕を待つ屋久島の蝉の声

 水無月朔日屋久島皆既日蝕

 鹿の子のきて飲む沢の水を飲む

 海にむく墓に手向ける夏花かな

 雷鳴や皆既日蝕はじまりぬ

 昼顔や島に十二の信号機

 瀧落つる神の棲む山神の海

 もてなしの鹿鍋かこむ夏座敷

 大銀河あす日蝕の島にゐて

 源流はもののけの森川遊び


竹浪 明さん(東京都調布市)の印象記(写真も)
「シリーズ列島巡礼・屋久島編」に参加して

皆既日蝕を屋久島で、というすばらしい企画に、多くの期待をもって参加させていただきました。7月20日朝、桜島を見ながら出航し、種子島に寄った後、海を跳ぶイルカを見て、もう感動。屋久島では地元の方達から歓待を受け、翌21日には島内一周を案内していただきました。

神秘の森の中の可憐な仔鹿、神々しい牡鹿に魅せられ、千尋(せんぴろ)の滝や大川(おおこ)の滝に目も心も洗われ、大潮で夜にはウミガメが産卵に来る浜を、夕時まで散歩しました。


皆既日蝕直後

皆既日蝕直後


22日皆既日蝕の日は、雨が降ったり止んだりの雲に覆われた天気でしたが、それでも益救(やく)神社でその時を待ちました。雲間から部分日蝕が数秒見られ、歓声が上がりました。いよいよ皆既日蝕の時、それは雲の奥でしたが、地上に信じ難い冷気と闇が訪れ、蝉も鳥も鳴き止んで、“真昼の夜”となりました。

この体験の感激も冷めぬまま、午後、帰りの船では夕日の中の開聞岳や、またイルカの群れにも会え、23日東京へ帰る朝、再び見た桜島の優美な姿まで自然と人々のすばらしさに触れた旅でした。ありがとうございます。

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