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提案・志賀 勝(〈月〉の会・東京)



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〈月〉の会の活動を始めて十数年、忘れられた月との関係を回復し、月を楽しみ・月と親しむことを通して私たち自身の忘れられた人間性を考えようとしてきました。会の目標にはいろいろありましたが、中でも衰退を強いられてきた地方地域との関わりを築いていくことは最重要な課題と考えてきました。都市的、消費的な生活を営んでいる私たち東京の人間は、いわば衰退する地域を踏み台にして生きているともいえ、私たちの人間性回復のためにはどうしても地域との接触が欠かせないと思われたからです。同時にこれは、地方地域の再生にも利するものだろうと考えてきました。

近年、埼玉県飯能や秩父、長野県佐久や望月、群馬県月夜野といった東京に近い地域の方々と縁を結び、催事を協同して企画してきました。2016年には、これらの地域でそれぞれ別個な行事が計画されていましたが、たまたま2016年は古代社会で「高麗郡」が設置されてから1300年の節目の年ということがあり、日高市の高麗神社を中心に記念行事が行われるそうです。渡来人の歴史は私たちの形成を考えるうえで欠かせないものの一つで、月夜野でも望月でもその跡をたどることができます。こうした歩みが私たちにとってもつ意味を考えることは、私たちや地域がどういう存在なのかを知る一助になることでしょう。

そこで2016年、一連の行事としてタイトルのような計画を立てては、と考えました。明晰な月の光を通し、飯能・日高、月夜野、佐久・望月各地域を結ぶ道を私たちの手で作って、歴史と現在・未来を思う機会にしたいと思います。

ローマ法王によれば、第三次世界大戦が始まった時代、私たちはこれからどこへ向かおうとするのか、この企画を通して一人ひとりが考える転換点のようになればと願う企画です。

会のメンバーは老齢化などがあり、なかなか多くが集まりづらい状況になっています。この企画文をお読みの方々にお願いですが、企画実現のために一定の参加人員が必要ですので、どうぞ多くの方々に声をかけてください。

一年間通した企画は次の通りです。決まったもの、これから詰めるものもありますが、可能な限り参加を考えて下されば幸いです。

1月23日(土 月暦師走十四夜) 埼玉県飯能市で、〈月〉の会・飯能準備会による催し「月のお話と月見会」。会場・飯能市吾野の古民家「カフェギャラリー吾野宿」。16時〜19時。会費1500円。秩父街道の吾野宿の歴史散歩、そば打ち体験ののち、志賀の話と師走の月見。この催しを後述の「高麗郡設置1300年祭」へのステップにしたいと思います。
2月13日(土 月暦正月六日) 長野県佐久市で志賀の講演「月暦 よみがえる命」。主催・千石の杜 会場・佐久情報センター。後述の佐久市望月で仲秋観月会へのステップにしたいと思います。
5月21日、22日(土・日 月暦卯月十五夜、十六夜) 群馬県月夜野で月見の会、さらに古代社会の有様や国際交流を記す「上野三碑」の見学や渡来系神社訪問など、今回の年間計画にふさわしい会になるでしょう。仮タイトル「利根の月映(つくは)え−月夜野百景卯月のうち」。
6月19、20日(日・月 月暦皐月十五夜、十六夜) 古代に「高麗郡」が設置されたのは1300年前の五月十六日のことでした。月暦で同じ日に当たる月夜に高麗神社(日高市)で記念の催しができないかと希望しています。飯能、日高、秩父にまたがる交流も展望したいものです。
9月16、17日(金・土 仲秋の満月前後) 長野県佐久市望月で月待ち観月会。二年ぶりに月の望月で土地の方々と共に月見、懇親の日々を過ごします。望月はじめとする佐久市で、歴史を振り返り、明日を構想していく機運が盛り上がることを願う催しになります。志賀による月待ち案内があります。

以上ですが、お問合せ、参加希望などご連絡をお待ちします。

連絡先電話 03-5246-5588(〈月〉の会オフィス)

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