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「日月(じつげつ)二見」参加者のお便り

「賓日館」から昇る月
2005年6月20日(月) 賓日館から昇る十四夜の月

「日月 二見」主催者 小西蔀(しとみ)さん
夏至の前後2週間夫婦岩の間から日の出で有名な、三重県二見町(国の登録文化財)賓日館に於いて、俗っぽくないスマートな志賀先生のお話しに感動。「夏至の日に満月が重なって見えるのは今日、次は38年後に満月です」。講演終了に合わせるように、これまでの曇り空から一変して賓日館の屋根の上に満月が見られ大満足。太陽、月、大宇宙へと果てしなく想いが広がり、とてもステキな宵でした。


賓日館事務局 大倉美希さん
志賀 勝 様

お電話ありがとうございます。
しかし、あいにく賓日館の事務局長の林がロケット打ち上げのため鹿児島に行っておりまして、感想を送ることが出来ず、もうしわけありません。

事務局としての感想は

夏至と満月の奇跡の日。
大広間に入り切れない大盛況ぶりは、全国から集まった人々と地元の人たち。
熱い志賀先生のお話に、(ほんとうに)暑い中、みんなが楽しそうに聞いていたことが印象的でした。
「太陽暦・太陰暦」「太陽と月のリズム」語りかけるようなお話に無心に聞き入る会場は静かで、優しい雰囲気に包まれていました。
静かに響く初めての楽器も幻想的で、本当に素敵な会だと思いました。

本当にありがとうございました。
優しくて、細やかな気遣いをされる志賀先生に(机まで運んでくださいましたものね……すいません)賓日館のスタッフは大ファンになりました。

また、お会いできることを楽しみにしております。


月を楽しむ会(名古屋) 呉宣恵さん
38年に1度といわれる、月と太陽が最大に満ちて会合するという記念のとき、今回の二見での日月催しの旅に参加できましたことは、私にとってとても光栄なことでした。

月と太陽が 最大に満ちてくるときは、人のこころもおのずと 満ちようとしてくるものなのでしょうか
このときを迎えるにあたり、私事になりますが、こころの中は、今までの自己を超えてみたいという思いに駆られてまいりました。それと同時に色々な不安も重なってまいりました。

しかしこの旅は、名古屋の月を楽しむ会の、すばらしいメンバーの方たちと ご一緒することができ、旅での体験は、とても深遠な感情に ふれることのできものとなりました。お陰さまで、新たな自己を迎えていく節目としての、すばらしい旅になりました。

志賀さんから 月の神話のお話を伺うと、あの神秘的な お姿とはうらはらに、月とは意外に素朴で、生活にかかわった存在であったことが わかりました。

なんの特別な存在ではない自分ではありますが、月のリズムという自然のリズムを感じながら 自分の心身を注意深く内省してみることによって、平和や、喜びや、感謝という日頃忘れがちな最も大切な感情と一体になることができました。

月の文化を生活の知恵として紡ぎなおし学ぶことは、病んだ現代にとって、そして未来のためにも必要なことではないかと さらに、気づかせて頂く旅になりました。

鈴木映子さん(大阪市在住)
志賀先生

おはようございます。
ご連絡、ありがとうございます。

東京も暑いですか。大阪もじっとしているだけで汗ばむほどです。きっと大阪市内は緑が少ないので、照り返しなどで、余計に暑いのでしょうね。

ご連絡いただいた件ですが、実は昨日池上さんにお会いしました。
生き生き地球館で、ガイアシンフォニーの映画があり、八木さんもおいでになるということを、二見で聞いておりまして、私も行きましたところ、観月祭のメンバーの方々がいらっしゃって、ちょっぴり(だけ!)作業をお手伝いし、ずうずうしくお茶までいただき、その後の食事までご一緒させていただきました。とても楽しい方々で、私もお仲間に加えていただいたもの、と勝手に解釈しております。

途中参加のため、まだ概要が見えていないというのが本音だったりするのですが……。とにかく、できるだけお邪魔にならないよう、できるだけお手伝いできるよう、頑張ろうと思っています。

こんなに素敵な出会いを作っていただいた志賀先生にも本当に感謝しております。この出会いを大切にしたいと思っております。本当にありがとうございました。

それでは、暑いですし、お忙しいでしょうが、お体にはお気をつけて。
観月祭でお会いできるのを、楽しみにしております。
いつもありがとうございます。

鈴木映子


〈月〉の会・東京 寺田幹雄さん
日と月にひかれて

夏至・満月を二見で楽しむ「日月 二見」の催しに参加することになりました。

二見は夫婦岩と太陽の光景に強い印象がありますが、太陽だけでなく、月と夫婦岩との出会いは刺激的です。夏至に日の出は夫婦岩の間よりのぼり、冬至に月の出が見られるということを知り、月の二見にも大いに関心がわきました。西行も二見を訪れ、月の歌を残しています。

「思ひきや 二見の浦の 月を見て あけくれ袖に 浪かけんとは」


寺田さん
寺田さん作の生け花が、会場で大勢の参加者を迎えてくれました


<月>の会東京、熱海からも加わり、<月>の仲間たちとバスツアーで、伊勢の「五十鈴塾」に寄りながら、二見の賓日館に向かいます。明治期の伝統建築の賓日館が今回の催しの会場です。120畳の大広間に400各位の人々が集まりました。巨大なシャンデリアの輝きのもと、着物姿の賓客のひきたつ、熱気あふれる豪放、明治異空間に変貌しました。
志賀勝氏の日と月の複眼で自然と生活の理に気づかせる講演、ひきつづき山本公成氏のサックス・笛による即興演奏でスピリッチュアルな情感を満たし、賓日館の裏山から待望の月があらわれ、高揚した時を迎えました。
翌日、夏至の日の出より夫婦岩にて「禊ぎ」の催しがありました。白装束の40名位の人々が海の中にて祈願する、日のでは雲の中に隠れていましたが、太陽的な光景でした。昨夜の催しの月的な雰囲気とは対照的で、日と月の濃密な時間をつづけて体験できました。
伊勢内宮「月読宮」と外宮「月夜見宮」と月の神の社をめぐり、鳥羽よりカーフェリーで伊勢湾の船旅を楽しみました。
日常、日と月と共にあっても私たちはごく当然のこととして迎えています。あらためて一期のこととして向きなおすと貴重な愉しみと歓びをもたらします。特に一景のなかに日と月が同居するのを体験するのは大いなる感動を与えてくれます。精神的にも身体的にも日と月の現在の一瞬一瞬の波動が私たちを常に再生してくれることを強く感じました。
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