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志賀 勝
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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2006年9月13日)

「月と季節の暦」2007年版
予約締め切りは11月10日


2007年版月暦の新年は遅い出発で、2月18日からはじまります。2006年版で閏月が入った関係上、正月が遅くなるのです。

9月8日は部分月食の夜でしたが(残念ながら東京では現認できませんでした)、来年は久しぶりの皆既月食が見られます。来年の機会を逃すと2010年までもう月食は見られません、しかも来年の月食では(そして日食もそうですが)、滅多に拝めない珍しい現象が発生するのです。そんな現象を楽しみに想像しながら、今まさに暦制作の渦中です。

暦は例年、目で楽しんでいただく絵、写真特集やエッセイ特集を企画していますが、来年の絵特集では月が描かれた浮世絵を集めています。絵の中に描かれた月を通し、そして季節感が立ち上ってくるかのような絵柄を通して、貴重な文化遺産の世界から「月と季節」を確かめたい、と企画したものです。

日本には芸道と呼ばれるさまざまな領域の伝統がありますが、月暦制作者としてこれまで大いに勉強になったのは、芸に携わる各方面の方々からいただく情報でした。華道、茶道、香道、しつらい、あるいは短歌、俳句、そして古武道や医道、仏の道や陶芸の道‥、これらに関わる方々が月の暦を必要とし、利用なさっています。今回のエッセイ特集は、これら芸道を仕事とし、教えていらっしゃる方々の力をお借りして編集しました。特集タイトルは「月の道」。海や川面に映える月光のイメージです。

新年が遅いことから、ご予約の方々への発送は12月に入ってからがいいのではと考えています。ご予約の期日は11月10日(金)までとし、この期日までにメールやFAXにてご予約くださった方々には、手数料(発送料、振り込み手数料)は当室持ちにてお送りします。どうぞ早めにご予約くださいますようよろしくお願い致します。

約30年に一度のイベント
「後の七夕」を楽しみました

「後の七夕」に集った面々
(撮影:高橋久子さん)

月暦閏七月七日「後の七夕」である西暦8月30日、オフィスで七夕の会をもちました。望遠鏡で月を見る企画は、曇天のため実現しませんでしたが、会の最後に七夕の願い事を記した桑の葉を隅田川に流したとき、織姫星だけが観測されました。写真は当日の七夕飾り。竹やねむの木、桑の葉を深谷の方々が準備してくださり、ありがたいことでした。しつらいを学んでいる方々が七夕飾りを指導してくれました。

石川県のメンバーが
「新月の木」で和船づくりを

〈月)の会・東京の会員である岡田良治さんが、新月の木で和船を建造しました。工務店を経営する岡田さんは、石川県で新月伐採法を広めてきましたが「川上から川下までの人達に少しでも地産地消の木に付加価値が付き『京都議定書CO2 削減も可能/防腐防虫剤の大幅な削減』を告知すべし」との思いから、伐採木で和船をつくったとのことです。以下、写真をごらんください。

建造中の「ひふみ丸」
「ひふみ丸」は、毎日曜日に船大工でない
8人の大工さんたちの手によって完成
「ひふみ丸」その2
「ひふみ丸」その3
湖に浮かべる試験ではみんなドキドキ。でも大成功!
(撮影:岡田良治さん、3点とも)


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