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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2011年12月30日)

各紙から紹介をいただきました

西暦2011年が暮れていきます。私たちの正月一日は西暦1月23日で(辰年がはじまるのはこの日からなのでご注意を!)、西暦の「年末年始」は例年のんびりした普通の日ですが、今日付けの「朝日小学生新聞」が「月と季節の暦」を一面で大々的に紹介、連絡先を入れたので禁足状態になりました(笑)

他に暦を取り上げてくれたメディアは「中日新聞」が12月18日付、「東京新聞」が12月21日付。

朝日小学生新聞2011年12月30日付
東京新聞2011年12月21日付

「お正月はまだ寒いのに、なぜ迎春っていうんだろう?」と玉木記者のリード文から始まる「朝日小学生新聞」12月30日付のトップニュース(左)と、東京新聞12月21日付の記事(上)

2011年の締めくくりに

2011年12月10日の皆既月蝕

2011年の西暦忘年会

(上写真)月暦霜月満月(12月10日)に観望された皆既月蝕。〈月〉の会・東京で隅田川畔に望遠鏡3台を設置して楽しんだ
(下写真)〈月〉の会・東京恒例の「西暦忘年会」(12月29日)。早期退職して岩手県二戸市に移住する方の話に耳を傾けた

3月11日が始まりの節目ですから、この日を新年としたいほどで、重い荷物を抱えたままの現況では西暦新年などましてや空虚というのが実感。月暦の観点では、七日月に出た如月二月七日に起きたのがあの大震災。この観点からすると、西暦2012年2月28日がその当日になります。月齢と地震は無視してはならないファクターですから、七日の月というこの事実は長く記憶に留めたいものです。

今回の暦や手帳は福島の方々には無料で提供しています。失業を余儀なくされた方、毎日の食材選びに困り果てている方、「今回の原発事故で人が信じられなくなった。でもお月様だけはいつも私たち夫婦を裏切らず巡ってくる」と人間社会への絶望を沈うつに吐露する方。放射能被害は軽微のようですが、会津の方のお便りを紹介します。

 月の暦をみる生活になってから、もう5年以上たちました。この度は福島県ということで月の暦をプレゼントしていただき、そのお心に感謝しております。
 腹の底からくずれ落ちるような恐怖を何度も味わいました。幸い会津は土が放射能を吸収してくれるのか、作物には放射性物質が含まれないようです。水も同じです。
 今はただ、フクシマの子どもたちのことを守らねば……と思いつつ、変わらぬ日常を以前よりも手間をおしまず営んでいます。月のしずかな輝きは、やさしすぎて時に悲しくなるほどです。

もうひとつお便りを紹介します。長く月暦を愛用している方で、〈月〉の会の会員でもある島根県浜田市の方からの便り。月、月暦のご縁、絆はとても深いものだと再認識し、皆さんに公開したく思いました。

 今年も残り少なくなり いよいよ冬将軍の到来です。色々と情報を戴きながら失礼のみ打ち過ぎて申訳ございませんでした
 病院通い 完治したと思ったら野良猫に咬みつかれて、又病院通い。試行錯誤しながら捕えて十六k先の山に捨てたつもりの猫 三ヶ月して我が家に帰ったのにはびっくりです。私が時々夜、上弦の月を眺めながら帰宅する様に月に導かれたのかな?……
 七月頃から古民家として民宿を初め講習会等、都会の学生さんとの交流、秋の「月見る月はこの月の月」とばかり星座、月を観るのが何よりも楽しみでした。

 (中略)

 十一月中頃 香川県の小豆島に旅しました。周囲一四〇kの島は歴史、食文化が守られ ことに海辺のエンジェルロード、早朝に干潮ロードを散策 朝日と更待月、地元の方が砂にもぐって満潮を待つ魚を塩焼きするとおいしいと捕えていました。山に住む私には最高のロマンに満ちた時間でした。島を発つ時は満潮ロードは見えませんでした。
 もっともっと知りたい月の話 「人は月に生かされている」 学ぶを楽しみたいと思います。今年は涙することが多かったですが原発のこと、TPP等 私共にはなかなか理解できませんが 自給、賢い消費者に、病気にならない様にと思う今日この頃です。(以下略)

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