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月と季節の暦

新潟市の田原さんからのお便り
(田原さんとは「月の秋・糸魚川」が出会いのきっかけとなりました)

志賀 勝さま

9月、新潟県糸魚川市の「二兵衛書林」での講演会に参加致しました。住む人もなく何十年かを経て、蘇った母の実家でのすてきな午後でした。新潟の冬の濃紺の空に輝く白い月と雪原は、原風景とも言えるかも知れないと思えたのです。今住んでいるベランダから見る月を見るとき、心を豊かにしてくださったように思います。先生の講演会をきっかけにして、月を見ている時間はながくなりました。そして心穏やかにその時を過ごしているように思えます。10月初旬はカイロへ出かけましたが、毎日少しづつ変わる月とずっとつき合っていました。ナイル川に拡がる空の満月、そびえ立つピラミッドと白い月の輝きをこんなに楽しむことができたのはあの講演会のお陰です。あの時の月と深い感慨は新鮮に蘇ってきます。どんな場で、どんな時に、どんな月と出会えるか楽しみです。


米子市の富長さんからのお便り
第一信

突然のお便りで失礼いたします。

インターネットで偶然、月の会のことを知りました。志賀さんの著作である『人は月に生かされている』を入手したいのですが、地方の書店ではなかなかありません。お手元に残部がありましたら分けていただきたいのですが。

今年10月中旬、青森県を旅したときです。午後六時半ごろでしょうか。八甲田山の中腹で車を走らせていると偶然、満月が、見えました。それも自分よりも低い位置にあるのです。自分よりも低い月。たまたま、ラジオから、月の話が流れてきました。酒場のマスターが司会で来店客がさまざまな話をするスタイルの番組でした。ひとりが月について話し始めました。

大潮のときは北米大陸が13センチ持ち上がる

満月の一日と十五日に例大祭がある

カレンダーは月をベースにした方が人間の生理に合っている。

自分よりも低い月とラジオの話が自分の中でかみ合い、月ライフに興味を持ちました。インターネットで月を検索していたら月の会のことを知り、暦も購入しました。もっと、勉強したいと思います。


米子市の富長さんからのお便り
第二信

早速のご返事ありがとうございました。最近、思うのは、自然の仕組みで複雑な世の中が解き明かせないかということです。月と太陽の関係もそうではないでしょうか。太陽(合理性・市場原理主義)のもとで日々を過ごしているわれわれはふと月(暮らし)も大事にしたくなるのが、現代の一側面のような気がします。例えば行政と住民の関係は各地で「対立」で語られています。これを行政(太陽)、住民(月)で考えれば「共生」で解けるのはないでしょうか。

あくまで地球から見れば、ですが太陽と月は矛盾することなく共生しています。太陽は変化する月の姿で自らの発する光による陰を知ることも重要でしょう。

夕方は何となくほっとします。太陽と月が天空に併存する時間帯だからかもしれません。などなど月ライフを知ってから思いをめぐらせています。本来、月と太陽はこんなに単純化されるものではないでしょうが、そこは素人でご勘弁ください。


長野県信濃町の鎌田さんからのお便り

志賀さま

早速のご丁寧なご返信、有難うございました。当方、長野県の最北部にあるスキー場の前で小さな宿を営んでおります。(カントリーペンション 森のシンフォニー というのが正式名称です。)会社勤めを辞め、夫婦で独立して6年が経ちました。昔から天文や気象には興味がありましたが、この商売を始めてから、「雪」との密接な関係が出来ましたので、否応無く空を見つめる機会が多くなりました。

そして、そんなある日、月と降雪量には関係がある・・・という説があることを何処からか聞き、それがどういう内容なのか詳しく知らないまま、自分なりに研究する日が続いておりました。その結果、新月の時には大雪となる可能性が高いことを発見し、商売に活かして参りました。

今回、暦を希望しましたのも、月の満ち欠けが降雪と密接に関係していることを、肌で感じていたからこそなんです。今後も、自分なりに月を見つめて行きたいと思っております。また楽しいお話しをお聞かせ下さいませ。そして、長野へお越しの節は、どうぞお立ち寄り下さいませ。有難うございました。


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