志賀勝から一言 (2010年4月18日)
この間長めの一言欄が続いてきましたので、今回は短く二題を紹介します。
ツリーの眺め
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| 4月18日、今日は早慶レガッタの日で、 ツリーとともにツーショット。 |
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| まず、初めて紹介する話ですが、「月と川のオフィス」と呼んでいる仕事場から隅田川越しに毎日「スカイツリー」が高くなっていくのを眺めています。風景があまりに変わっていくので、とりあえず写真でもと思い撮りためた定点写真も相当数になりました(昨年工事が着工されて構築物が現われたとき以来数百枚にもなりましょうか)。冬の満月が上がってくる方向に見えていますが、まだ低かったときには月が左側から上がってツリーを横切る形で昇っていきましたから、出来上がったときには実際月を隠すことになるでしょう。いいのか悪いのかまだよく分かりませんが、とにかく巨大な構築物に成長していっています(地元では、大きな煙突のようでみっともないといっている人もいます)。昨日と今日の写真をいくつか掲載します。
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(上)上空にはしばしば飛行船も(4月18日撮影) (右)4月17日、東京タワーをすでに越えた高さですが、最上部が雲で隠れることがよくあります。拡大すると分かりますが、隅田川の上をユリカモメが乱舞しています |
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月の学校、初の西伊豆開催
〈月〉の会・東京では、伊豆の西海岸で会員向けペンションを運営しています。今の時季などはウグイスの鳴き声で目が覚めるといったいい環境にありますが、4月3、4日に「月の学校」例会を初めてこのペンションで行ないました。題材は「宮澤賢治と月」。賢治の作品は月暦を時間軸として書かれているので、西暦の感覚では月の時間が流れている賢治の世界を堪能することができません。時間軸として月暦が作品を形作っているというばかりでなく、賢治による月の描写がまた素晴らしく、会員の谷崎さんがコピーをたくさん持ち寄ってくれたお蔭でその思いを新たにすることができました。
長野県佐久市の依田豊さんは30年もの間、同市の「賢治を読む会」に関わって来られた方ですが、わざわざこの例会に駆けつけてくださって恐縮しました。ブログ上で早速に報告くださっています(こちらをクリック)。
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西伊豆・戸田(へだ)のペンションでの「月の学校」。佐久市中央図書館・前館長の依田さんが30年間の活動を報告くださった。翌4日には地元・諸口神社の大祭も |
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賢治の読み方を豊かにするためにさらに努めていくつもりですが、4月28日の十五夜満月にも2回目の「賢治と月」の勉強会を予定。ただ、当初予定に変更があり、インド楽器・シタールの演奏会が急遽入りました。当日はこの演奏会と勉強会の二本立てになります。スケジュール欄をご覧ください。ペンションを使った勉強会では「万葉集と月」というテーマでもやってみようかなと考えています。月というキーワードで理解される万葉集は従来の理解を一変させる力があり、きわめて重要な課題。同好の士はいませんか?
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浄土宗総本山・知恩院発行の「知恩」誌でタイトル「月と季節を楽しもう」の連載を始めました。同誌連絡先は TEL075-531-2203 | 志賀が協力した、クリスタルボウル演奏家・牧野持侑さんの癒し系ニューアルバム「時空浴」。お問い合わせは(株)ピンポイントへ |
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