月暦新年明け、七種(人日)、小正月と続く一連の正月行事を終えました。行事を運営するのもなかなか大変なものがありますが、終えてみるとやってよかったと思えることばかり。自然に則ったリズムや、月と一緒の集いは居心地がいいものですし、参加した方々にもきっと満足していただけただろうと思えます(小正月には素晴らしい十五夜の月に恵まれ、月への歓声の声がとても印象的な一夜でした)。
前回のHPから1ヶ月、報告したいことが多々生じましたがHPの性格上取捨しなければならないのが残念です。そして今回はたくさんの方々の声が届いているので、私の文は最小限に留め編集したいと思います。
感動的だった正月二日の月
まずは二日月。新年会を終えた三日月の日にこの数ヶ月間メールをいただいた方々向けにメール年賀状を送信しました。私の文面には、前日の二日月を見たとの報が各地から届いたもので(長崎、石川、宮城、埼玉、東京西部等)その情報を入れたところ、自分も二日月を見たという多くの返信が届きました。「月と季節の暦」に親しんでいる方々の間では二日月への関心が非常に高いこと、それが暦の象徴の一つになっていることがよく分かった珍しい二日月実見の出来事でした。以下ご覧ください。
前回HPで紹介した宮崎の田中さんからも、「今年の二日月は薄雲にうるんでいました。近くを通過中の宵の明星もうるんでいました。三日月は見えませんでしたが、四日の月は、それは見事に輝き、一足早い金星は森の方へ。見事でした」とのお便り。全国的に実見された二日月でしたが、珍しい二日月をまとめた珍しい記録がまとめられたのは意義あることです。
増刷も間近な『月的生活』への反響
二つ目は拙著『月的生活』について。刊行は昨年1月で出版時期としてタイミング悪いときで、ボチボチ売れていくのを待とうという気分でしたが、ようやく3刷の知らせが版元(新曜社)から届きました。この本をお読みくださった最近のお二人の方のお便りを掲載します。久留米の佐野さんがこのHPに登場するのは2回目になります。
月暦新年会、七種がゆを楽しみました
最後に正月行事の様を写真でご覧いただければと思います。
正月行事のレポートとして、深谷の会の秋吉さんのもの、そして東京の会の池田さんには本当は会員紹介欄に登場をお願いしたのですが、正月行事がとても印象的だったご様子の一文が届きました。東京の会の行事の報告になっているので、この場に掲載しました。