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月と季節の暦
志賀勝から一言
(2014年10月4日 月暦九月十一日)

続・月輪石巡礼紀行、ほか

月輪石の説明をする志賀
月輪石の説明をする志賀=中央
(長野県佐久市・城光寺にて)


今回は二つの話題を掲載します。一つは、前回報告した仲秋の「月輪石巡礼紀行」の続編で、〈月〉の会会員であり、俳句結社「澤」の同人でもある平井あい子さんの俳文の感想。
もう一つは、佐賀県や長崎県で新たに〈月〉の会が誕生し、寄せてくださったメッセージです。〈月〉の会・佐世保の田中千鶴さんの肝煎り、仲介で、田中さんの活発な活動のお陰です。田中さんの話では、間もなく対馬や西海市などでも会結成が予定されているとのこと。次回の更新ではそれらのメッセージを載せることができるでしょう。日本の各地で、そして世界でも、月の輪が広がっていけばと願います。関心ある方はご連絡を。

月の輪石ってなに?
「澤」同人 平井あい子


望月城址での弁当昼食
望月城址での弁当昼食

知らないことを知る楽しみはどなたもワクワクするのではないだろうか。それが叶うのが旅だろう。月輪石を観ることが第一の目的であり、そこに存在する歴史と人々の営みとの関係を思うと時空を超えて想像の翼が広がるのを覚えた。

既に亡びた望月氏の町佐久平の一角中山道の旧宿場町は静かな山里である。かつて帝に献上の名馬の産出されたところ。その日取りが仲秋望月の日であったから望月と名付けられたという。
城址より稲田賞めつつ味噌カツ食ぶ
町づくりの会の方々の行き届いたセッティングで、名物の雁喰豆の味噌カツを昼食に頂く。夜は待宵である。
待宵や望月小唄をどり佳き

交流会での望月小唄

「山城屋」交流会での
望月小唄による歓待

大きな箕に盛られた、りんご大根さつまいも葱。町の菓子舗製の真っ白な月見団子が三宝に供えられる。料亭の二階は観月台として最高。よく晴れた翌日はいよいよ月輪石へ。月が嵌まり込んだような黒い石塊と寺門の入口近くすえられた1メートルほどの石の表面に二重の輪が浮き出た月輪石。この石の変転は数奇なものでまだまだ解明されていない面がありそう。月の神秘がますます深く思われた。望月町の宝となろうか。
御牧ヶ原の真中に据う月の御供
広大な牧は大地で見晴らしが良い。月の出を待って強風の中雲の間から瞬間の満月を捉えたのは流石の技である。

〈月〉の会企画の絶妙なこと、暖かいもてなしをして下さった望月の方々に感謝です。面白い旅でした。
〈月〉の会・佐賀 結成のお便り
9月9日のスーパームーンの満月の日を記念日に、ゆる〜く月を楽しみ季節を楽しみましょうと月の会・佐賀を立ち上げました。実は、8月1日に昨年の月暦に紹介されておりましたウォン・ウィンツァンさんのコンサートを小城市にある江戸時代に建築された深川家(佐賀県遺産・国登録有形文化財)で聴いたのがきっかけとなりました。ウォンさんのエッセィ「月に帰る日」が印象に残っておりましたので心震える感動と月のご縁を強く感じました。主催した友人と、以前より月暦愛用者の方と3名でのスタートです。心洗われる澄んだお月さまを楽しんでおります。皆様宜しくお願い致します。
月の会・佐賀 山崎良子
電話・ファクス 0952 62 8455
佐賀市大和町尼寺3511の1
〈月〉の会・竿浦(さおのうら) 結成のお便り
友人の佐賀・月の会立ち上げに触発され同じく9日に竿浦でもちっちゃな月の会立ち上げました。二人からのスタートです!

ある日、山の端から出た月を見上げた時「月、大好き!」と、同じ思いがもう一人の方と一致したのです。その方は私の家を設計してくれた人で、なんと家の中に満月の窓を作って下さったのです。家の真ん中のお月さま 暖かいですよ。いろんな事が起こる昨今ですが、いにしえより何も変わらない月、星を見上げるだけで心がリフレッシュするような気がします。どうぞ宜しくお願い致します。

月の会・竿浦(長崎) 柳川康代
電話ファックス 095-878-0692
長崎市竿浦8の5

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