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「月の高野山」参加者のお便り・その1

「月の高野山」写真
2004年8月30日(月) 讃十五夜満月「月の高野山」

江口和廣さん 東京都
(株式会社江口 取締役社長)
拝啓
「月の高野山」、見事な演出、巧まざる雨月とはなりましたが、私は嵐のハーモニーに満月の光明を感じる、素晴らしい一夜を過させて頂きました。
大自然の中、千メートルの八つの峰に囲まれた盆地に、しっかと居座る大伽藍、何百という天井から釣り下げられた四角い奉燈が、嵐の中、あたかも満月を讃美するかの如くゆれる堂内、その姿、また全体伽藍の突然の気合の入った板による音響、多分堂宇にいた五、六百人の老若男女は腹から体内の反響を聞いていたに違いないと思います。
このような文化的、本源的といえる啓蒙に大いに感心している者として、何とぞ大兄の意とする方向に日本人が目覚め、豊かな心を取り戻す事を願う次第です。
私に同道した人達も、この一夜の体験に感謝しております。有りがとうございます。
とりあえず御礼まで。 八月三十一日(月暦七月十六日) 江口拝


大嶽幾代さん 静岡県小笠郡
あらしなるがゆえの、大きな感動をいただきました。
ご苦労、ご心労・・・・をお察し申し上げます。
夜の、短い、お話は、ことばの力・表現の深さ・いのちをふりしぼって
深い底から溢れ出るようでした。
紙面やお電話でないもの、出掛けられてよかったです。
ありがとうさま。
しばらくご休息くださって次へ。
ご健康であってください。感謝

(大嶽さんからは、催しを前にして次のようなお頼りをいただいていました)

猛暑の七月も、月末になっての降雨の、二、三日―
そして三十一日の今夜は、満月です。
ぐんぐん動く雲の相間に、十五夜の月が、輝いては、隠れています。

 一切の見えて月夜の高野山
 <可知あきお>

「月の高野山」‥ 参加いたします。25人、バスで参ります。
お忙しい毎日でしょう。
ご盛会、ご無事を祈ります。かしこ

田中健雄さん 東京都調布市
月の高野山ではお世話になりました。その後連絡もせず失礼しております。
満月を望むことはできませんでしたが、暴風雨のおかげでかえって隠れ月を
意識することができました。
それにしても本堂のミシミシ感とはスリリング、そして釣灯籠のゆらめきは幻想的でした。

内藤快範さん 広島県福山市 
(台風で新幹線が止まったため、内藤さんは入山できませんでした)
「月の高野山」成満おめでとうございます

冠省 私ども本山の好企画「月の高野山」に当りましては、西日本への大型台風来襲にも拘わらず、大盛会だった、とのこと、誠にご同慶に存じます。
当日、福山より3人連れで参加の予定でしたが、交通の便を奪われ、涙をのんで祖山を遥拝しておりました。
できることなら毎年の恒例行事になれば、と、進言してみようと思っております。私事で恐縮ですが、私は「月ごよみ」をトイレの壁に貼りつけ、毎日のお月さまの出、南中、入もたしかめつつ、暦のことを学んでいる日々です。ありがとうございました。合掌

宮内俊樹さん 愛媛県松山市
『月の高野山』はお疲れ様でした!
そして、本当にありがとうございました。

イベントが終わり10日が過ぎましたが、
日ごとに『嵐の高野山!?』が、
偶然ではなく必然だったという思いが増してきます。

「見えないものを信じる心、見えないものを尊ぶ大切さ」
を今回集った人だけに感じさせて頂けた気がしてなりません。

一人ひとりの雑念の嵐を払って、誰の心にもある
心の月を見た阿字観。
あの日、高野山の杉の大木を何本もなぎ倒すほどの嵐の
向こうには、見えない十五夜満月がちゃんとありました。
高野山を宇宙から見て、ひとつの心ととらえるなら
あの日あの場所にいた人達、建物、木々全てが
ひとつになっていた気がします。

たった2日でしたが、とてもご縁の深さも感じました。

一緒に宿坊に泊まった見ず知らずの方の心にも
少しだけ触れさせて頂けました。
弘法大師のご霊廟を参拝した時、休憩所で志賀先生に気軽に
声をかけてしまい、そのおかげで先生の生のお話も
拝聴させて頂けました。
『瀬戸の島々はエーゲ海の島の様です』と、言われた
お言葉が印象に残りました。
自分の郷里はそんな風に見れるのかと、感動しました!
少しの時間でしたが、「お月様先生」を直接感じさせて頂けた事は
弘法大師のご霊廟ならではのご縁でしょうか?

帰路はフェリーで一夜を越しましたが、デッキで見れた
十六夜のお月様は大阪港の夜景と相まってみごとでした。
高野山での思いに、笑って見送ってくれた様に思います。

突然のメールで失礼を致しましたが、
今回のイベントに参加させて頂けて本当に感謝致します。
このイベントで学んだこと少しずつでも
周りの人に伝えていければと思います。

また、お会い出来る事を楽しみにしております。
ありがとうございました。
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