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「月の高野山」参加者のお便り・その2

藤田佳津子さん 埼玉県
(藍生俳句会の藤田さんは高野山から京都に旅行されて、吟行の句集を早速にお作りになりました。以下は「月の高野山」に関する抜粋です)

彼岸だというのにこの暑さ、夏の疲れか、あちこち不調でのらりくらりしております。
先日は高野山でいろいろお世話になりました。ドラマチックでとても印象深い旅でした。
同行の荻野さんと、旅の句をまとめてみました‥

「月の高野山 月尽くしの夕べ」 二〇〇四年八月三十日

 八月二十九日 七時半上野よりバスで高野山に向かう

 中止せず台風に向かって高野山  佳津子
 (台風十六号の進路を気にしつつ台風に向かって東名を行く。日本平で新宿発のバスと合流。途中黒い雲が流れたり、雨風が荒れたが大阪に近づくにつれ晴れ間もでてきた。)
 薔薇色の夕焼け坊の上にいで   佳
 秋夕焼はろばろと来て古希迎う  貞子
 木の間より月ほのと出で登り行く 佳
 (待宵の月が東の空より、大きな光の傘の中に)
 待宵の高野に集う月の会     貞
 光輪の輝き大き待宵月      佳
 (大師様の後光のように見えた)

 八月三十日
 (午前中、小雨の中、奥の院、女人堂など巡る。午後講演会、夜音楽会)
 水引草の花白ばかり高野山    貞
 秋雨に線香薫ゆる女人堂     佳
 (昔女人禁制だった名残の小さなお堂)
 女人堂「道成寺」のパンフ置きて秋 貞
 蝉時雨波切り不動に惜しみ無く  佳
 (波切り不動で雨宿り、台風情報など聞く)
 大講堂で観月とコンサートは嵐の真っ最中 
 野分なか万灯左右に揺れ止まず  佳
 (ミシミシ、メリメリ、すさまじきなり)
 台風の渦へ御詠歌高揚し     佳
 (皆さんご安心ください。何かあってもここは坊さんが沢山おります。とのゴタクセン)
 ピアニスト夏の祈りを奏でけり  佳
 (ウオンさんのピアノは美しく心が揺れた)


松田ますみさん 三重県松坂市
(〈月〉の会・長崎のHPから転載)
「月の高野山」無事帰ってきました。

気候条件だけでなく、様々な状況のなか参加できたことに
今はただただ感謝の気持ちで一杯です。

嵐の中での 「月の高野山」

 太古の昔から人々は、
 月を待ち
 月に祈り
 月と眠り

 月のリズムに
 内なる宇宙を感じてきた
 こうして連綿とDNAに刷り込まれてきた月への思いが
 ふつふつと蘇ったブルームーン
 月に祈りと、感謝の思いを捧げたい
 たくさんの出会いをありがとう!!

今、そう強く思います。
5月にユズルさんに出会い、月の会に出会い、
この出会いがなければ、今回の高野山もなかったのですから。
ユズルさんとの出会いに、感謝!!
本当にありがとうございます。

志賀さんとは31日の朝、たまたま道でお会いして、
奥の院の散策をご一緒し、その後も一日中
そして何故か最寄の駅までご一緒することになり、
たくさんの出会いと楽しい時間を共有することができました。
私にとって大きな意味をもつことになるであろう
9月のスタートにふさわしい、今回のこの旅。
きっと一生忘れられない記憶として、
またこの細胞のなかに刷り込まれたのでしょうね。

わが胸のうちの満月を
いつもこころに抱きながら...

Yumiko さん 東京都
感動的な一日をありがとうございました。

あいにくのお天気ではありましたが
嵐の中、それはそれは、ものすごいパワーを感じました。
沢山の人達が一つの建物の中に集まり
その熱気、エネルギー...。
全てが夢の中にいるような体験でした。
「嵐」
きっと、それにも何かの意味があったのではないでしょうか...。
改めて自然のパワーを実感しました。
当日はお月さまを実際観る事は出来ませんでしたが
宇宙の彼方では、いつものようにゆったりと大きく輝いているのだと
そんな感覚を体験出来ました。

先生の月のお話し、とても引きつけられる気持ちで聞かせて頂きました。
今までは、ただ自分の心に感じる「月」に魅了されてきましたが
先生のお話を聞いて、もっともっと月の事が知りたくなりました。
自分の生まれた時はいったいどんな月だったのでしょうか...
月の暦では何月何日だたのでしょう...
8月30日の15夜は月の暦では7月15日だったなんて...知りませんでした。
先生のおっしゃるように、月の暦でみれば
今夜はどんな月なのか一目瞭然なのですね。

ごま豆腐のおみやげを持って、横浜に実家に行って来ました。
母に「とても良い顔しているよ」と言われて嬉しかったです。
「月の高野山」私にとっては「夢の高野山」でもありました。
貴重な体験をありがとうございました。

先生の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
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