♯008 広川一美さん(千葉県) |
| (画:中島綾子さん) | 広川一美と申します。月暦には3年前に出会いました。それなりに楽しんで見ていたのです。が、今年は本当の正月を、熱海からはじめることができて(参加させて頂いて)、そのあとの立春・七草粥とつづく月暦のリズムが、日本人の遺伝子に入っていることを実感しました。こちらが本当だった! 本当の正月を通ってこないと、感じることができなかったように思います。春立つ感じは体内からもうまれていた。うれしいの一言でした。冬の寒さからやっと開放される!(ものすごく辛いので、うれしさはひとしおです)
立夏も本当に実感することができました。夏の興る日々を、味わいました。夏の兆しに体内も徐々に夏向きになりました。だから、これからの暑さ梅雨はどんなふうに出会っていくのかなと、自分の体内の反応に興味津々です。
じきに退職なので、月暦で生活したいと計画中。江戸時代の生活を、手本にしようかなとも思っているところです。そして晴耕雨読の日々。(友だちは晴読雨読になりそうだね、と)。少しまえから、俳句と連句をはじめています。油絵は退職後に正式にならおうと決心したところです。採れた野菜をできれば描きたい。
私にとっては会での催しに行ったからこそ、難なく月暦をとおして、本来の季節を、リズムを、取り戻せたような気がしています。そこで出会った方たちとの自然な交流のなかで、当たり前のようにとりもどしていたのです。
感謝して、またこれからもよろしくお願いします。 |
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