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月と季節の暦
-志賀 勝の講演後記-
高野山教師布教研修会で講演しました
(2003年6月3日、岡山県鷲羽吹上温泉)

高野山・真言宗の方々130名ほどを前に、「人は月に生かされている―密教と月―」というタイトルで講演しました。私は弘法大師・空海が774年6月15日に生まれたということから話しを始めました。この日付けから分かることは、空海が十五夜満月に生まれたことです。同時に、季節でいうと盛夏に当たります。1872年(明治5年)以前の人物の生没の月日は月暦のそれですから、西暦で考えてしまうととんでもない間違いを犯してしまいます。満月に生まれた空海が開いた真言密教が、月輪観(がちりんかん)という観想法に象徴されるように、月と深く結びついた宗教であることを深く意識しながら、そしてまた、月の暦を作る私と深く結びついていることを意識しながら、一時間半の講演を進めました。

研修会後、高野山に入りたいという私の求めに高野山・金剛峰寺の方々が快く応じて下さり、案内していただきました。目にしたものは、まさしく日本の「聖地」でした。日本の成り立ちの秘密に触れた思いでした。真言密教の方々との出会いに心から感謝します。いつか月の催しを共同でいとなみ、月の観想について教えを請いたいものです。

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