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月と季節の暦
-志賀 勝の講演後記-
鎌倉の名月院(あじさい寺)でお話しました
(2003年8月1日)

由緒ある月の名所・名月院で、「お盆と月」の演題でお話しました。皆さんは日本におけるお盆行事が分裂していることにお気づきでしょう。西暦7月に行なうところがあり、8月のところ(これが大勢)、そして沖縄のような月暦で行なう行事というようにバラバラになっているのはなぜでしょう? そういえば七夕についても、西暦7月が大部分ですが、仙台のようないわゆる月遅れ行事もありますね。これらはもともと月のリズムで行なわれていた行事が、そのリズムを捨てたことによってもたらされた混乱です。

お盆は月暦七月の満月を中心とする行事でした。亡くなった方々の魂が、「(十三夜の)いまだ満たざる月の時にやって来、欠けゆく(十六夜の)月の時に帰りゆく」、それがお盆の意義です。お盆が今後その本来の姿に戻っていくかどうかはともかく、お寺でお盆と月のお話ができたことにつくづく時代の変化を感じることができました。

残念ながら、私のミスで当日夜の講演(別項)に間に合うかどうか懸念され、短い時間で講演を打ちきらざるを得ず、名月院には大変ご迷惑をおかけしました。ありがたいことに、残りは来年1月4日の新年会で話しを、と名月院のご住職がおっしゃってくださいました。感謝。

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