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月と季節の暦
-志賀 勝の講演後記-
2003年11月、2004年1月の講演後記

昨年11月、三つの講演の機会が連続してありました。11月8日、「藍生十三周年の集い」(東條会館)で「月のリズムと太陽のリズム」、10日、「高野山真言宗寺族婦人会」(品川・高野山東京別院)で「人は月に生かされている――女性と月」、11日、新宿区医師会・淀橋ニ火会で「月と文化」(新宿・ホテル海洋)というように続き、それぞれ俳句関係者、お寺のご婦人たち、お医者さんという分野がまるで異なる聞き手を前に話すというめずらしい体験をすることができました。月は分野を問わずすべての人々に求められていると実感し、月の持つ普遍性を確信しました。

西暦新年が明けた1月4日、室町時代に創建の古刹・鎌倉の明月院(あじさい寺)で「月暦と正月」と題する講演をする機会に恵まれました。明月院では昨年8月にも「月とお盆」について講演し、今回は月と正月。お盆と正月は年間行事の中心ですが、月のリズムを失って久しい現在の行事がこのままでいいのか、という気運が芽生え始めたのはなによりのことです。

講演後、檀家の方から「どうです、明月院でも月暦の正月をやってみては」というご意見が出て、佐藤ご住職もお困りの態。なかなかむずかしいことですよね。壊れたものの再興は並大抵のことではないですから。でもそちらの方が自然にかない、理にもかなっているという意識が芽生えたのはなにより。将来に希望を抱かせてくれます。

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